商品のストーリー〜北山スギ精油 編〜
京都の北山林業は室町時代の応永年間(1394年~1427年)頃が発祥と言われており、京都の特徴的な文化である茶室文化や数寄屋建築とともに発展してきました。
京都北区の中川を中心とする地域で植えられている「北山杉」は、植林した6〜7年後に枝打ちという手入れが行われ、その後も3〜4年毎に枝打ちが行われます。このように頻繁な枝打ちを行うのは全国的に見ても珍しく、真っ直ぐで美しい北山杉の特徴を作っています。
北山杉からは、絞りと光沢が特徴的な「磨き丸太」が生産されており、床柱などに使われてきました。しかし、伝統的な建築の減少に伴い、磨き丸太の需要は減ってきています。
建物だけでなく、食事など生活のあらゆる場面で古くから活用されてきた杉の木は、現代の生活では馴染みの薄いものになりつつあります。
このような背景の中、京都京北にある「杉乃精」さんの工房では、山の新たな価値を見出し、山と人との繋がりを取り戻したいという想いから、枝打ちで出る杉の枝葉をつかった精油作りを行っています。
間伐材や、山に放置された材を薪として使い、水蒸気蒸留という方法で、精油を作っています。
蒸留された後の杉の枝葉は、堆肥にしたり、工房に訪れる人の足浴として使われたりするなど、資源を余すことなく有効活用しています。
こうして作られた北山杉の精油は、すっきりとした、柑橘のような香りがします。プノントイでは、杉の魅力が実感でき、そして身近に感じられるものとしたいという想いから、「北山スギ精油」として商品としました。
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