商品のストーリー〜吉野ヒノキ精油 編〜

奈良県の吉野川流域では、高温多雨の気候、土壌が良いこと、そして大阪など消費地が近いことから、室町時代から吉野林業が発達してきました。

吉野林業は、密植と弱い間伐を数多く繰り返して、年輪が詰まった真っ直ぐで均一な材を作っていることが特徴です。この材は酒樽の他、建築用の材としても重宝されてきました。また、村外の山の持ち主に変わって森林を管理する「山守(やまもり)」がいるのも特徴です。

 

 

林業で植えられる主要な木の一つであるヒノキは、古来から神殿や宮殿・神社などの建築材として利用されてきました。吸湿性・排湿性のよさ、抗菌、加工のしやすさ、そして香りの良さから、建物に使われるだけでなく、ヒノキ風呂や樽、神事などにも幅広く使われてきました。

 

時代の変化によって建築材などの需要が減るなか、奈良県吉野郡にある喜多製材所では、ヒノキの多様な効果に着目し、20年ほど前からヒノキの新たな活用を進めるための様々な取り組みに挑戦してきました。

 

 

柱や板を乾かす過程で精油と樹液水(芳香蒸留水)を抽出する技術を確立し、減圧温熱循環式という方法で、木を熱版に挟んで加熱・蒸留し、1日半かけてゆっくる乾燥させて精油を取り出すことができます。

木材を乾燥するという製材の工程の中で、副産物として精油を生み出していることから、資源の有効活用につながっています。

また、ヒノキ材のおが粉を使って、水蒸気蒸留法で精油を取り出しています。この方法では、蒸留窯におが粉を入れて下から蒸気を当て、揮発する香り成分を含む水蒸気を冷やすことで、精油と水の2層に分離され、精油を取り出すことができます。
ちなみに、喜多製材所のおが粉は、酵素風呂や猫用の砂などにも、幅広く活用されています。
減圧温熱循環式で作られた精油、水蒸気蒸留法で作られた精油は、同じ吉野ヒノキ材からできたものであっても、香りの成分や特徴が異なります。

プノントイでは、ヒノキの香りを通じて、その癒しや魅力はもちろんのこと、林業や木材・製材業の可能性を伝えたいと考えました。
ご紹介した2種類の精油を独自にブレンドすることによって、よりヒノキの香りの深みや広がりが楽しめる「吉野ヒノキ精油」として、商品にいたしました。
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